弱値
そのような実験をする唯一の方法は、対象に対して非常にデリケートな測定をすることだと気づいて「弱測定」と名づけた。普通測定によって量子系についての情報を得たら、それと引き換えに量子状態が乱される。だが測定で得られる情報量を減らしていくと、測定が引き起こす量子状態の乱れは、情報量の減少より速くゼロに近づく。そのようなごく穏やかな測定を何度も繰り返し、その結果の平均をとれば、極限では量子系の波動関数をまったく乱さずに、量子系の情報を得ることができる。これを弱測定=弱値と呼んでいる。
―引用元・別冊日経サイエンス「量子の逆説」光子は未来を知っている、よりー
磁場共鳴分析器では、5V(ボルト)の直流電流を流し、約50ガウスの共鳴磁場を作ります。直流電流は必ず磁場が発生します。その磁場に形を乗せて、調べたい物質の磁場と発生する磁場が共鳴するかどうかを調べていきます。
Оリングの説明
この本の特徴の1つは、Oリングを使うことです。Oリングについて簡単に説明します。
動物には、体に良いものや安全なものを選び、毒や危険なものを回避するセンサー機能と呼ばれる、本能的に獲得した能力があります。
例えば、山に放牧されている馬が草を食べる時、毒のない草を食べる時にはアゴに力が入ってかみ合い、ムシャムシャと草を食いちぎって食べていきます。しかし、毒草を口に入れた時はアゴの力が抜けてかめなくなると言われています。それは馬が持っているセンサー機能で、馬が草を食べた後は、見事に毒草だけが残っています。
このようなセンサー機能というものを人間も持っています。例えば、好きなペットを撫でてる時や、フワフワの寝具に包まれて眠る時や、温泉にゆっくり浸かり、ホッとしている時などはとても心地良い感覚になります。
しかし、蛇やゴキブリを手で掴もうとしても、嫌な感覚がして掴みたくなくなります。あるいは、熱湯等熱いものに手が触れた瞬間手を離したり、有毒なものや体に害のありそうなものを臭いや味でも感じたりしますね。そういう自分にとって良いもの、悪いものを見分ける能力が人間にもあります。
その中でも手の筋肉の反応は、かなり感度が高いものです。例えば、自分にとって好きなもの、心地良いもの、体に良いものを目の前にした時と比べて、自分にとって嫌いなもの、危険なもの、害のありそうなものを目の前にすると、手の筋肉の緊張度に変化が起こります。つまり、その時々で筋肉が硬くなったり、柔らかくなったりするわけです。
そして、そういう生まれながらにして持っているセンサー機能としての筋肉の現象を使って感知するのがOリングです。Oリングで感知できる感度は、つねられたり、叩かれたり、虫に刺されて感じる痛みより、800倍~1万倍以上も敏感とも言われています。Oリングのやり方を覚えると、いろいろなことが感知できるようになります。Oリングを覚えてください。
やり方は簡単です。写真のように利き手でない方でOリングを作り、利き手でその指を開くように引っ張ります。

指が閉じたままだったらYES
指が開いたらNO
とあらかじめ決めておきます。ある質問に対して、Oリングの結果が閉じていれば「YES」、開けば「NO」、ということになります。
絶対世界
1960年代以降、私たちは急速に食べるものに困らない時代に入りました。それ以前の世界は食べるのに困っていたために、勝つか負けるかの戦争を中心とした相対の世界が支配していました。相対の世界はグーとチョキでできています。つまり、強いか弱いかが焦点になります。
しかし1960年以降、遺伝子工学や科学が発展して、食料に困らなくなってきました。そしてグー・チョキ・パーの軸で、世界は回り始めたのです。これが絶対世界に突入したことを意味しています。絶対世界では、波動関数が「1」になります。つまり、誰もが強い、逆を言うと誰もが弱いとなります。
私達の宇宙は絶対世界で出来ています。太陽の周りを365日ずっーと回っているなどという芸当は、絶対だから出来るのです。相対のグーとチョキでは、グーは無限になり、チョキはゼロになってしまうので、宇宙は一瞬に消え去ってしまうことでしょう。
私たちは絶対世界に入ってからは、まだたったの60年なのです。当然考えられることは、相対世界の名残りが色濃く残っていることが想像できるでしょう。その中心になるキーワードは、「こだわり=執着」でしょう。私たちは、波動関数「1」という選択肢に慣れていません。
恐らく選択肢「1」で世界が成り立つようになると、見たこともないアハラノフのいう「稀にしか起きない終状態に至った量子集団を事後選択して弱測定したら、我々は突然に新しい豊かな現象を目にすることになる。」
これが選択肢「1」の波動関数を使った世界になると思います。
おそらくこれが現在私たちがいる3次元が終了した後、次にやってくる0次元第4宇宙の世界なのだと思います。今現在私たちは、様々な災害に見舞われ、そして毎年十万種類の種が絶滅していると言われています。
十数年前に地球上の生き物の総数が1700万種類と言われていました。今現在は絶滅の速度が速くなり、このままいくとあと200年ほどしか地球は持たないと思われます。もし私たちがこのまま相対の世界の軸を永遠と続けていたら、地球の結末はガラクタで終わってしまうでしょう。全ての時間は止まり空間は疲弊し、この地球から誰も抜け出ることは出来ないガラクタとなるのです。
これが決定しているとは断言出来ないのですが、何か打開策を見つけないと世界は・・・、この食料に困らない数十年の間に絶対の選択肢「1」の波動関数を、習得しないとおそらくチャンスはなくなってしまうと思われます。
繰り返しますが、この打開策となる絶対の選択肢「1」の波動関数を、この3次元に存在する高次元の人々が率先して学ばないといけないのです。
私たちはこれを長年研究して、プログラムを作ってきました。
この実現にゆるやかな自然の流れを入れるために、先ほどの相対の「こだわり=執着」を利用して、手放すプロセスが必要となります。
